試しに、この画像をトリミングします。
この画像のサイズは横1600px、縦1066pxです。
これを1180×860にトリミングしたいと思います。
まず、トリミングする際に気をつけてほしいことがひとつあります。
それは、画像を引き伸ばす処理をしないことです。
画像は引き伸ばすと画質が低下するので、引き伸ばさないほうがいいということです。
1.縦幅か横幅を決める
まず縦幅か横幅のどちらを基準にしてトリミングするのかをきめます。
まずは「イメージ → サイズ変更」の順にクリックしてください。
すると、こういうダイアログボックスが表示されます。これで画像全体のサイズを拡大したり縮小したりできます。
ここでは「縦横比を維持する」にチェックが入っていることを確認してください。
この状態でまず、横幅を指定してみました。
トリミング後の画像サイズが1180×860ですので、横幅を1180pxにしてみました。
縦横比は維持されるので幅を入力すると、高さも自動的に計算されて変更されます。
すると、どうでしょうか。
1180pxにすると高さが786pxになってしまっていますね。
トリミング後のサイズが1180×860ですので、これでは高さが足りません。
では、代わりに高さのほうを860pxにしてみましょう。
すると、幅は1291pxになりました。これならトリミング後の幅である1180pxより大きいので大丈夫ですね。
この状態で「OK」をクリックします。
これで縦幅が決まりましたね。
2.横幅のトリミング
縦幅が決まったので、次は横幅を変えます。
次は、上の画像のように「イメージ → キャンバスサイズ」の順にクリックします。
キャンバスサイズの変更は、画像の解像度は変えずに画像を指定したサイズに切り抜く機能です。
先程の「画像サイズの変更」は解像度を変えて画像のサイズを変更する機能でした。
1番の工程とは違う機能を使いますので注意してください。
キャンバスサイズをクリックすると、このようなダイアログが表示されます。
さっきとほぼ同じですが、今回は先ほどとは違い「縦横比を維持する」のチェックを外しておきます。
そして注目してほしいのは右下の9つのセルに矢印が表示されている場所です。
これは、画像のどの部分を基準にトリミングするのかを指定する機能です。
上の画像では、画像の中央を基準にトリミングします。
基準場所は自由に変更することができ、たとえばこのように左上に持っていくと、画像の左上を基準にトリミングします。
今回は、メインの被写体となる女性が写真の右寄りに写っているので右端を基準にトリミングすることとします。
基準場所を右端に設定し、次に高さを860pxに指定します。
この状態で「OK」ボタンを押します。
これで無事画像のサイズを1180×860にトリミングできました。
あとは「ファイル → 名前を付けて保存」をクリックしてファイルを保存したら完了です。
今回の例では縦幅を基準に横幅をトリミングする感じでしたが、画像によっては先に横幅を決めることもあります。
また、応用次第では人物の顔など被写体のメイン部分を基準にトリミングすることもできます。
コメント